▶「連花清瘟」の品切れ続出
中国の「新コロナウイルス肺炎診療プラン《新型冠状病毒肺炎诊疗方案(试行第九版)》」でも推奨される等、脚光を浴びる漢方薬「連花清瘟(れんかしんおん)」をめぐる話題が絶えない。
河北省石家荘市を皮切りに、同薬が品切れ状態となった店舗が全国各地で続出し、販売価格が釣り上げられる現象もすでに生じているとされる。同じ規格の製品が同一の販売ルートで価格差が5倍になることさえあるという。
▶まがい物製品が氾濫
まがい物製品も市場に氾濫している。一部のオンラインプラットフォームでは、「連花清温」「蓮花清温」「蓮花清瘟」等の類似商標が立て続けに登録されており、「連花清温茶」「蓮花清瘟茶」のように商品化されているものもある。むろんこれらは医薬品ではなく「代用茶」のカテゴリーに属する。
▶メーカー:「生産に問題なし」
こうした事態を重く見た地方政府当局が市場価格の維持のために規制を設けるケースが出てきた。杭州市市场監督管理局は、防疫の機会に乗じて医療薬品や用品の販売価格を大幅に引き上げてはならず、買い占めや価格のつり上げ、暴利をむさぼる行為、ならびに値上げの噂を流すことを禁じた。違反者には500万人民元(約9,800万円)以下の罰金を科すとしている。
「連花清瘟」を製造する以岭薬業は12月6日、製品価格は安定しているとして、もし販売先で価格が引き上げられる等の現象を発見した場合は、速やかに現地の関連部門にフィードバックしてほしいと消費者に求めている。一方、同社は製品の生産拡大のために施策を講じており、供給体制の確保に全力を挙げている現状も伝えた。