中国中央テレビは12月9日晩に放送したニュース番組「新聞1+1」で、新型コロナウイルスに感染した際の心得について専門家からのアドバイスを紹介、北京佑安医院感染総合科の主任医師で北京小湯山隔離病院の医療専門家、李侗曾医師がアドバイスを行った。
Q: 陽性反応が出た場合は、いつから薬を飲めばよいのでしょうか。
李侗曾医師: 薬は主に症状を和らげるためのものです。睡眠と休息に支障がある場合は、最もつらい2日目から症状に合わせて服用するのがよいでしょう。症状が現れない感染者は薬を飲む必要はありません、あまり早い段階で薬を飲んでも、効果は期待できません。
李:感染後に発熱が続くのは長くても3日間です。たとえ4日目、5日目に発熱があったとしても、高熱には至らないのが通常です。微熱ないし軽い症状にとどまり、解熱剤を飲まなかったとしても熱を下げることができます。それゆえ、ストックする薬の量も、3日分ないし5日分程度で十分でしょう。
Q:どのような症状が出たとき、病院に出向けばいいのですか?
李:若年層の成人なら、一般的に発熱しても高熱が続く期間が3日を超えることはありません。4日目、5日目には回復します。もし日数が経過したのに依然として高熱が続き、症状改善の見込みがない場合は、医者にかかるのが望ましいでしょう。あるいは発症後に胸苦しさや息苦しさを覚え、意識がはっきりしないといった症状が出た場合は病院へ行く必要があります。
Q:家族が陽性と判定された場合、高齢者や子どもを守るにはどうしたらよいのでしょうか?
李:高齢者の場合は少し事情が複雑であり、とくに80歳以上で基礎疾患があり、症状が安定していない場合は、ウイルスに感染後、速やかに病院へ出向いて医師の診断を仰ぐのが望ましいといえます。
60~80歳の年齢なら、基礎疾患が安定しているかどうかがポイントとなります。もし比較的安定しているのでしたら、まずは在宅観察でよいでしょう。反対に基礎疾患があまり安定しておらず、もしくは心臓や肺、肝臓、腎臓に異常があり、もともと入院治療を必要としていたのでしたら、新型コロナに再度感染した場合は速やかに病院に足を運び、できれば医師の診断を仰いでいただきたいものです。
Q. どんな薬を飲めばいいのですか?どのくらいの量を服用するのが適切なのでしょうか?
李:薬は症状を和らげるために服用するものです。毎日服用するのでもなく、推奨されたものを同時に服用したり、量を増やしたりするというものではありません。症状があれば、それを緩和するというスタンスです。
たとえば、発熱、頭痛、身体の痛み等があり、休息に差し支えがある場合は、イブプロフェンやアセトアミノフェンなどの解熱・鎮痛薬を使用します。鼻づまり、鼻水がある場合は、クロルフェニラミン、ロラタジン、セチリジンなどの鼻づまりを緩和する薬を使用できます。咳や痰には、咳止めや去痰薬もあります。あらゆる症状を有しているという場合は、総合風邪薬を併用すると症状が緩和されます。漢方薬を併用するとより効果的です。
イブプロフェンあるいはアセトアミノフェンなどの解熱剤は4~6時間に1回、1日4回までの服用とし、解熱剤を使うなら複合風邪薬を再度使うことがないようにしましょう。総合風邪薬を服用するなら、解熱剤の服用は避けます。解熱剤の過剰服用が行われると身体にダメージを与えてしまうためです。
李:抗原検査の最大メリットは、手軽でスピーディーに自宅で検査ができ、15分程度で結果が得られるからです。ただし、疑似陽性や疑似陰性が現れる確率が高くなります。PCR検査は面倒ですが、精度が高いので、今でもPCR検査が診断の根拠となります。一方で、感染性がないことの根拠を確認することにもなりますから、両者は相互に補助的な関係にあり、とって替わることはできません。
新型コロナの流行が深刻な段階では、なるべく外出を控えてもらうのが望ましいでしょう。PCR検査のために外出するのがリスキーという場合は、代わりに自宅で抗原検査を行うようにしましょう。とくに陽性者と接触した場合や、発熱や咳、喉の痛みなどの症状がすでに出ている場合は、抗原検査が理にかなっているといえます。
もし症状があり、抗原検査ですぐに陽性反応がでた場合、実際に感染している確率が高くなります。PCR検査を行うのが不便な場合、陽性にもとづいて社区に報告することができます。底辺の医療機関に報告する場合は、陽性であると伝えることで次の治療のステップに導いてもらうことができます。