コリンズ英語辞典(Collins English Dictionary)が発表した「今年の単語(Word of the Year)」は「Permacrisis」(長期間続く不安定な状態)だ。中国語では「长久危机」と訳されていた。「永続的な(permanent)」と「危機(crisis)」の合成語。コロナ禍はもとより、ウクライナ侵攻、気候変動、物価高等、2022年はまさに波乱に満ちた状態が継続している。 ちなみに「キエフ」をウクライナ語にした「Kyiv(キーウ)」や、「quietquitting(静かな退職)」なども候補に上がっていた。
Goblin mode
オックスフォード辞典の「今年の言葉」が現地時間の4日発表された。コンピュータの中に構築された3次元の仮想空間やそのサービスを指す「metaverse(メタバース)」(2位)、ハッシュタグを使って支持を示す「#IStandWith(私は支持する)」(3位)を抑えて選出されたのは「ゴブリンモード(Goblin mode)」だった。 「ゴブリン」は「気難しく、悪さばかりをする小悪魔」。「ゴブリンモード」はスラングで、「in goblin mode」や「to go goblin mode」といった使い方をする。社会規範や期待を否定する形で、いささかも悪びれることなく自己中心的で退廃的、怠惰に、欲に任せた態度を示すことを指すという。 多くの国で新型コロナウイルスの防疫対策が緩和され、自宅から出ることにも大きなハードルがなくなってきたが、「普通の生活」に戻ることを拒否する人びともいる。ゴブリンモードは、SNSで出回る実現が不可能な美的基準、あるいは持続不可能なライフスタイルに対して抵抗を示す人びとの気分を捉えた言葉とみなされている。